小坂駅


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曖昧さ回避 岐阜県にある駅については「飛騨小坂駅」を、大阪府にある駅については「河内小阪駅」をご覧ください。

小坂駅(こさかえき)は、かつて秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川にあった小坂製錬小坂線(通称小坂鉄道)の貨物駅である。

小坂駅

駅舎(2007年8月)

こさか
Kosaka

古館 (0.8 km)

地図
秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川30
所属事業者 小坂製錬
所属路線 小坂線
キロ程 22.3 km(大館起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1909年明治42年)5月7日
廃止年月日 2009年平成21年)4月1日
備考 小坂線の貨物輸送廃止により廃駅
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概要

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地上駅。小坂鉄道の拠点となっていた駅で、駅構内には機関区コンテナホーム1面1線、濃硫酸貯蔵タンクおよび濃硫酸荷役線があった。濃硫酸は小坂製錬所から貯蔵タンクまでパイプライン輸送され、タンク車に積み込まれた後、海上出荷設備がある秋田製錬飯島製錬所(秋田臨海鉄道秋田北港駅隣接)に輸送された。また、酒田港駅から苛性ソーダが輸送されることがあった。

1994年まで旅客営業を行っていたため、廃止時点まで単式ホーム1面1線と駅舎が残っていた。

かつては、駅から小坂製錬所までの構外側線があり、鉱石や硫酸などが輸送されていたが、1983年に廃止された。こちらの痕跡も小坂駅から精錬所までのところどころに今日でも残っている。

廃止後、駅施設を利用して「小坂鉄道レールパーク」がオープンした。

歴史

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  • 駅構内、左側に旧旅客ホームがある

  • 腕木式場内信号機

駅周辺

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小坂鉄道レールパーク

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廃止後、駅周辺の土地を地元の小坂町に賃貸し、車両や駅舎、施設等を無償譲渡する形で、2014年(平成26年)6月1日鉄道保存展示施設「小坂鉄道レールパーク」としてオープンした。ディーゼル機関車については、構内で体験運転が可能となっている。同年11月21日、文部科学省の文化審議会は登録有形文化財の登録対象として、「小坂駅本屋とプラットホーム」および「小坂機関車庫」を答申し、官報告示後に正式に登録されることとなった[2][3]

保存車両

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  • 小坂鉄道レールパークとして使用される小坂駅旧駅舎

  • ブルートレインあけぼの

  • 11号蒸気機関車

  • 小坂鉄道のモーターカー

  • モーターカーで牽引されるトロッコ車両

隣の駅

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小坂製錬
小坂線
古館駅 - 小坂駅

脚注

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[脚注の使い方]

  1. ^ 『思い出の車両 津軽に嫁入り 昨年廃止小坂鉄道 弘南鉄道に引き渡し』平成7年6月1日読売新聞朝刊29面秋田2
  2. ^ 文化審答申:旧小坂鉄道が登録有形文化財に 駅本屋とホーム、機関車庫 歴史的な景観評価 / 秋田」『毎日新聞』2014年11月22日。オリジナルの2014年12月30日時点におけるアーカイブ。2023年12月4日閲覧。
  3. ^ 登録有形文化財(建造物)の登録について” (PDF). 報道発表. 文化庁 (2014年11月21日). 2014年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月4日閲覧。

関連項目

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ウィキメディア・コモンズには、小坂駅に関連するカテゴリがあります。

ウィキメディア・コモンズには、小坂鉄道レールパークに関連するカテゴリがあります。

外部リンク

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