石蔵文信


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石蔵 文信(いしくら ふみのぶ、1955年昭和30年〉10月27日[1] - 2022年令和4年〉10月3日)は、日本医学者医学博士循環器科専門医。心療内科医

夫源病を命名した[2]

京都府出身。大阪府立高津高等学校を経て三重大学医学部卒業。大阪樟蔭女子大学学芸学部健康栄養学科教授を退職後、大阪大学大学院人間科学研究科未来共創センター招へい教授を歴任。

2022年(令和4年)10月3日、前立腺がんのため大阪市内の自宅で死去、66歳没[3][4]

  • 大阪大学大学院医学系研究科・医療情報学研究室にて、ITを利用した遠隔診療の研究、ITを利用した専門医~一般医のネットワークシステムの開発、医療経済問題に関する取り組み、などの研究をする。
  • 男性の勃起障害と治療、バイアグラの研究についても有名で、関連する著書が毎日放送「知っとこ!」でも取り上げられた。
  • 中高年男性に多い高血圧症糖尿病心臓病などの疾患を「男性更年期障害」として、大阪市内の眼科いしくらクリニックで外来を担当する。老眼勃起不全などの中高年から始まる体の変調に対しては、無理をせず、自己の生活を楽しむため「スローライフ」がよいと主張する。
  • 精神的疾患について勉強し、患者紹介などで精神科医とスムーズに連携するため、社団法人・大阪精神科診療所協会・会長の渡辺洋一郎と共に「一般医-精神科医ネットワーク(通称G-Pネット)」を立ち上げ、大阪を中心に自殺者を減らす活動をしている。
  • 平成17年度の性差を考慮した保健医療講演会(千葉市)に於いて、「男性の2007年問題とは?」の講演を行っている。
  • 社団法人日本超音波医学会2006~07年度評議員。「超音波造影法の新機軸」をテーマにした<国際造影超音波シンポジウム(2007年12月・大阪)>では事務局を務める。
  • 2015年(平成27年)6月から、毎日新聞の医療・健康情報サイト「医療プレミア」で、生き方や自身の癌との闘病などについての連載を持っていた[3]
  1. ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.43。
  2. ^ (著)石蔵文信 『夫源病 - こんなアタシに誰がした - (阪大リーブル031)』 (出版)大阪大学出版会 2011年 ISBN 978-4872593143
  3. ^ a b “医師・石蔵文信さん死去 66歳 「夫源病」命名、がん闘病発信”. 毎日新聞. (2022年11月19日) 2022年11月20日閲覧。
  4. ^ 長尾和宏 ドクター和のニッポン臨終図巻「医師・石蔵文信さん 充実の「オマケの人生」、穏やかな旅立ち 「60歳まで生きられたら本当にラッキー」」『zakzak by 夕刊フジ』2022年11月14日。2022年11月14日閲覧。