立石涼子


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立石涼子

日本の女優、声優 (1951-2020)

立石 涼子(たていし りょうこ、1951年昭和26年〉12月4日 - 2020年令和2年〉8月2日)は、日本女優声優。本名及び旧芸名は立石 凉子(たていし りょうこ)[1][2]

たていし りょうこ
立石 涼子
本名 立石 凉子
別名義 立石 凉子(旧芸名)
生年月日 1951年12月4日
没年月日 2020年8月2日(68歳没)
出生地 日本の旗 日本 長崎県長崎市
死没地 日本の旗 日本 東京都
身長 160 cm
職業 女優声優
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 1974年 - 2020年
配偶者 独身
所属劇団 演劇集団 円1976年 - 2014年
事務所 シス・カンパニー(最終所属)
公式サイト 公式プロフィール
主な作品
テレビドラマ
わが町 (テレビドラマ)
星の金貨
GTO
受賞
第39回紀伊國屋演劇賞 個人賞
『エレファント・バニッシュ』『ビューティークィーン・オブ・リーナン
備考
身長160cm 体重57kg
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長崎県長崎市出身。最終所属はシス・カンパニー文学座研究所を経て演劇集団円に所属し、蜷川幸雄演出作品の常連として活躍。名脇役として映画やドラマなど映像作品にも幅広く出演した[3]

長崎県立長崎南高等学校卒業。航空会社に入社し、国際線客室乗務員を務めていた[4]。その後「年齢制限が無く、一生これで働けると思った」ということで役者に転身することになる[4]文学座附属演劇研究所を経て、1974年劇団雲の研究生となる。1975年、劇団雲の分裂で円・演劇研究所に移り、1976年演劇集団 円の団員に昇格する。1996年には文化庁海外研修制度によりロンドンへ1年間留学、エコール・フィリップ・ゴーリエ演劇学校等にて学ぶ。

活動の中心は主に舞台。『欲望という名の電車』『三人姉妹』など、また蜷川幸雄演出作品や劇団ナイロン100℃の作品などにも出演し、出演作は多方面に亘る。2004年には『エレファント・バニッシュ』『ビューティークィーン・オブ・リーナン』での演技により第39回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。立石凉子ワークショップを開催し、後進の指導にもあたる。

テレビドラマや映画など映像作品への出演に加え、声優として洋画や海外ドラマの吹き替えも担当している。

2012年、立石凉子から立石涼子に改名。2015年よりシス・カンパニーに所属。

2019年9月に体調を崩して肺がんと診断され、手術と投薬治療を経て、2020年4月のリーディング公演『ポルノグラフィ』への出演が予定されていたが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い公演延期となった。その後同年6月ごろより容体が悪化し、同年8月2日午前4時52分、肺がんのため東京都内の病院にて死去した[1]。68歳没。生涯独身。最後の出演舞台は2019年1月から2月に上演された『罪と罰』で、撮影済みの未公開映画もある[2][3][5]

葬儀は近親者のみにて営まれる[3][5]。お別れ会の開催は未定[2]

特技は長崎弁、英会話。

  1. ^ a b 藤谷浩二 (2020年8月2日). “俳優の立石涼子さん死去 ドラマ出演や声の吹き替え”. 朝日新聞社 2020年8月2日閲覧。
  2. ^ a b c “立石涼子さん死去、68歳 「GTO」内山田教頭の妻役など名脇役”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2020年8月3日) 2020年8月5日閲覧。
  3. ^ a b c “立石涼子さん死去 68歳、肺がんで”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2020年8月2日) 2020年8月2日閲覧。
  4. ^ a b 週刊TVガイド 1983年2月11日号 190頁「気になるこの人」
  5. ^ a b “女優立石涼子さん死去、蜷川幸雄作品の常連 68歳”. 日刊スポーツ. (2020年8月2日) 2020年8月2日閲覧。
  6. ^ 立証 離婚弁護士香月佳美”. テレビドラマデータベース. 2024年9月13日閲覧。
  7. ^ ドラマスペシャル 検事・佐方〜裁きを望む〜”. WEBザテレビジョン. KADOKAWA. 2024年9月13日閲覧。
  8. ^ CAST&STAFF”. Bunkamura25周年記念 皆既食〜Total Eclipse〜. Bunkamura. 2014年11月28日閲覧。
  9. ^ “脳みそ夫主演映画「くも漫。」キャスト写真公開、柳英里紗がヒロインの風俗嬢”. お笑いナタリー. (2016年11月1日) 2016年11月1日閲覧。