デビスカップ日本代表
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Article Imagesデビスカップ日本代表(Japan Davis Cup team)は、日本テニス協会(JTA)によって編成される日本の男子テニス国別対抗戦デビスカップのナショナルチームである。また本項ではワールドチームカップ日本代表、ATPカップ日本代表についても記述する。
日本 | |
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監督 | 添田豪 |
ITFランク | 17位 (2019年2月現在) |
カラー | 赤と白 |
初出場 | 1921年 |
通算参加年数 | 85 |
通算成績 | 192 (108勝84敗) |
準優勝 | 1 (1921年) |
最多勝利 | 鈴木貴男 (41勝23敗) |
シングルス最多勝利 | 鈴木貴男 (27勝12敗) 福井烈 (27勝12敗) |
ダブルス最多勝利 | 鈴木貴男 (14勝11敗) |
最多勝利ペア | 鈴木貴男 / 岩渕聡 (9勝5敗) |
最多試合出場 | 鈴木貴男 (31) |
最多年出場 | 鈴木貴男 (15) |
- 1981年、デビスカップの大幅なルール改正により、現行の世界一決定戦となるワールドグループ(16か国)と、下位の地域グループ(第1グループから第4グループまでの4段階)による構成に変更された。これにより、第1グループ勝者はワールドグループ1回戦の敗者と入れ替え戦を行い、これに勝利してのみ初めてワールドグループ進出が可能となった。毎年最大で8か国の入れ替えのチャンスがあるが、実際には3-4か国の入れ替えにとどまることから、地域グループ所属国はワールドグループへの進出が大きな目標となる。
- 日本はワールドグループに1981年、1985年、2012年、2014年-2019年の9回在籍している(2019年現在)。それ以外の年はアジア・オセアニア第1グループに在籍しているが、ワールドグループ進出には何度も世界一を経験しているオーストラリア、ワールドグループ多数出場のインド、ダブルスが強いニュージランド、シングルスに有力選手を擁するカザフスタン、ウズベキスタンなどの強豪国と争って代表権を勝ち取り、さらにプレーオフに勝利しなければならない厳しい道程である。
- 3日間5試合のうちシングルス4試合(2人)が大きな割合を占める。そのため、グランドスラム大会本戦で数試合勝ち上がれる能力を有するATPランキング上位者が2名、少なくとも1名いないと、チームとして勝ち進むことは難しい。2回ワールドグループにて戦った1980年代、9年連続日本1位(JOP)を維持した福井烈らの活躍があっても、結果は全敗に終わった。さらに、20年以上連続でアジアグループにとどまった1990-2000年代は、松岡修造 (ATP最高46位、デビスカップ23勝)等の選手の活躍があってもワールドグループ進出自体が大きな壁であった。
- 2012年、日本は27年ぶりにワールドグループに進出し、クロアチアに接戦 (2勝3敗)した。選手層も、錦織圭 (ATP最高4位)を筆頭に、添田豪 (同47位)、伊藤竜馬 (同60位)と非常に厚くなり、戦略次第では上位国とも十分に戦える戦力が整い、2014年に再度ワールドグループに進出している。2014年2月のカナダ戦で歴史的な勝利をあげて準々決勝に進むとともに、2015年のワールドグループ残留も決めた。2015年はカナダに敗れたものの、プレーオフでコロンビアに勝利し、ワールドグループ残留を決めた。2016年は2015年の優勝国イギリスと対戦。1-2で迎えた錦織圭vs.アンディ・マリー戦では4時間54分の大接戦を繰り広げたが、マリーが7-5, 7-6, 3-6, 4-6, 6-3で勝利し、イギリスが3-1で勝利した。プレーオフでウクライナに勝利し、ワールドグループ残留を決めた。2017年はフランスに敗れたが、プレーオフでブラジルに勝利し、ワールドグループ残留を決めた。2018年はイタリアに敗れたが、プレーオフでボスニア・ヘルツェゴビナに勝利し、ワールドグループ残留を決めた。
結果 | 年 | 選手 | ラウンド/相手 |
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準優勝 | 1921年 | 清水善造 熊谷一弥 柏尾誠一郎 |
1R: w/o フィリピン QF:w/o ベルギー SF: 5–0 インド FN: 4–1 オーストラリア CR: 0-5 アメリカ合衆国 |
結果 | 年 | 開催期間 | 開催地 | サーフェス | 対戦国 | スコア |
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準優勝 | 1921 | 9月2-5日 | ニューヨーク | 芝 | アメリカ合衆国 | 0-5 |
ワールドグループ戦績(1981~2018年)
結果 | 年 | ラウンド | 開催期間 | 開催地 | サーフェス | 対戦国 | スコア |
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敗北 | 1981 | 1stラウンド | 3月6-8日 | 横浜 | カーペット | スウェーデン | 0-5 |
敗北 | 1985 | 1stラウンド | 3月8–10日 | 京都 | カーペット (室内) | アメリカ合衆国 | 0-5 |
敗北 | 2012 | 1stラウンド | 2月10-12日 | 兵庫 | ハード (室内) | クロアチア | 2-3 |
勝利 | 2014 | 1stラウンド | 1月31-2月2日 | 東京 | ハード (室内) | カナダ | 4-1 |
敗北 | 準々決勝 | 4月4-6日 | 東京 | ハード (室内) | チェコ | 0-5 | |
敗北 | 2015 | 1stラウンド | 3月6-8日 | バンクーバー | ハード (室内) | カナダ | 2-3 |
敗北 | 2016 | 1stラウンド | 3月4-6日 | バーミンガム | ハード (室内) | イギリス | 1-3 |
敗北 | 2017 | 1stラウンド | 2月3-5日 | 東京 | ハード (室内) | フランス | 1-4 |
敗北 | 2018 | 1stラウンド | 2月2-4日 | 盛岡 | ハード (室内) | イタリア | 1-3 |
予選ラウンド・決勝ラウンド戦績(2019年~)
結果 | 年 | ラウンド | 開催期間 | 開催地 | サーフェス | 対戦国 | スコア |
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勝利 | 2019 | 予選ラウンド | 2月1-2日 | 広州 | ハード | 中華人民共和国 | 3-2 |
敗北 | グループステージ | 11月19日 | マドリード | ハード (室内) | フランス | 1-2 | |
敗北 | 11月20日 | セルビア | 0-3 | ||||
敗北 | 2020-21 | 予選ラウンド | 2020年3月6-7日 | 兵庫 | ハード (室内) | エクアドル | 0-3 |
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 |
G1 | G1 | G1 | G1 | G1 | G1 | PO | 1R | PO | QF | 1R | 1R | 1R | 1R |
2019 | 2020-21 | 2022 | 2023 | 2024 |
RR | LQ | LQ | WG1 |
結果 | 年 | ラウンド | 開催期間 | 開催地 | サーフェス | 対戦国 | スコア |
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敗北 | 2012 | ラウンドロビン | 5月20-21日 | デュッセルドルフ | クレー | チェコ | 1-2 |
敗北 | 5月22-23日 | アルゼンチン | 0-3 | ||||
敗北 | 5月24-25日 | アメリカ合衆国 | 1-2 |
結果 | 年 | ラウンド | 開催期間 | 開催地 | サーフェス | 対戦国 | スコア |
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勝利 | 2020 | グループステージ | 1月4日 | パース | ハード | ウルグアイ | 3-0 |
勝利 | 1月6日 | ジョージア | 2-1 | ||||
敗北 | 1月8日 | スペイン | 0-3 | ||||
敗北 | 2021 | グループステージ | 2月3日 | メルボルン | ロシア | 2-1 | |
敗北 | 2月6日 | アルゼンチン | 0-3 |
2024年9/14・15日に行われる予定の、ワールドグループⅠ コロンビア(英語版)戦に出場予定の選手および2024年のワールドグループIプレーオフ レバノン(英語版)戦エントリー選手をまとめる。
(太字はコロンビア戦出場予定選手)
- 2024年9月現在[1]
- 熊谷一弥 (1951)
- 中牟田喜一郎 (1952)
- 山岸二郎 (1953)
- 清水善造 (1954)
- 原田武一 (1955-56)
- 隈丸次郎 (1957-58)
- 福田雅之助 (1959)
- 鶴田安雄 (1960-61)
- 宮城淳 (1962-63 選手兼)
- 加茂公成 (1964)
- 石黒修 (1965 選手兼)
- 鶴田安雄 (1966)
- 太田芳郎 (1967-68)
- 上原増雄 (1969-70)
- 渡辺康二 (1971-74)
- 森清吉 (1974-81)
- 坂井利郎 (1981-85)
- 柳恵誌郎 (1985-87)
- 本井満 (1988)
- 広瀬均 (1989-91)
- 福井烈 (1992-96)
- 神和住純 (1997-2004)
- 竹内映二 (2005-12)
- 坂井利郎 (2012)
- 植田実 (2013-17)
- 岩渕聡 (2017-22)
- 添田豪 (2023-)
日本 2 |
ビーンズドーム, 三木市, 日本[2] 2月10–12日 ハード (室内) |
クロアチア 3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日本 4 |
有明コロシアム, 東京都, 日本[3] 1月31日–2月2日 ハード (室内) |
カナダ 1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日本 0 |
有明コロシアム, 東京都, 日本[4] 4月4–6日 ハード (室内) |
チェコ 5 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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カナダ 3 |
ダグ・ミッチェル・サンダーバード・スポーツ・センター, リッチモンド, カナダ[5] 3月6日-8日 ハード (室内) |
日本 2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日本 1 |
バークレイカード・アリーナ,バーミンガム,イギリス[6] 3月4日-6日 ハード (室内) |
イギリス 3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日本 1 |
有明コロシアム, 東京都, 日本[7] 2月3日-5日 ハード (室内) |
フランス 4 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日本 1 |
盛岡タカヤアリーナ, 岩手県, 日本 2月2日-4日 ハード (室内) |
イタリア 3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日本 3 |
広州オリンピックテニスセンター, 広州, 中国[8] 2月1日-2日 ハード |
中華人民共和国 2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日本 0 |
ビーンズドーム, 三木,日本[9] 3月6日-7日 ハード (室内) |
エクアドル 3 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ^ https://www.daviscup.com/en/teams/team.aspx?id=JPN
- ^ “Japan v Croatia”. daviscup.com
- ^ “Japan v Canada”. daviscup.com
- ^ “Japan v Czech Republic”. daviscup.com
- ^ “Canada v Japan”. daviscup.com
- ^ “Great Britain v Japan”. daviscup.com
- ^ “Japan v France”. daviscup.com
- ^ “Japan v China”. daviscup.com
- ^ “Japan v Ecuador”. daviscup.com
- デビスカップ日本代表 on DavisCup.com
- 日本テニス協会によるデビスカップサイト