葛井 河守(ふじい の かわもり、生没年不詳)は、奈良時代の官人。姓は連。官位は外従五位下・参河介。
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称徳朝初頭の天平神護元年(765年)正月に正七位上から五階昇進して外従五位下に叙せられ、2月に右衛士少尉に任ぜられる。天平神護3年(767年)伊賀守に遷ると、神護景雲3年(769年)遠江介と称徳朝後半は地方官を務めた。
光仁朝に入ると宝亀3年(771年)木工助として京官に復すが、光仁朝末の宝亀11年(780年)参河介として再び地方官を務めている。
『続日本紀』による。