第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会
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Article Images2016年-2017年に開催された第96回サッカー天皇杯
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会(だい96かい てんのうはいぜんにほんサッカーせんしゅけんたいかい)は、2016年(平成28年)8月27日から2017年(平成29年)1月1日まで開催された天皇杯全日本サッカー選手権大会。
開催国 | 日本 |
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開催期間 | 2016年8月27日-2017年1月1日 |
参加チーム数 | 88 |
優勝 | 鹿島アントラーズ |
準優勝 | 川崎フロンターレ |
試合総数 | 87 |
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2016年6月27日に大会実施概要が公表された[1]。微細な規程の変更はある[注 1]ものの、昨年大きく変更されたレギュレーションをおおむね踏襲している。
- AFCチャンピオンズリーグ2016 (ACL) に出場する4チーム(=サンフレッチェ広島・ガンバ大阪・浦和レッズ・FC東京)は4回戦シードとする。前回大会設けられた「当該チームがACLの準々決勝に進出出来なかった場合は当該シード権を喪失する」レギュレーションは採用されなかった。
- J1・J2勢及び都道府県代表以外の1回戦シードチームは、第64回全日本大学サッカー選手権大会の優勝チーム(=関西学院大学)とする(前年はJFLのファーストステージ優勝チームがシード)[3]。大学勢のシードは第91回大会以来5大会ぶり[注 2]。
2016年7月14日に行われたJFA理事会で、決勝戦を市立吹田サッカースタジアム(大阪府吹田市)で行うことが承認された[4]。関西圏での決勝は王子運動場(神戸市)で行われた第44回大会(1964年)以来52大会ぶり、大阪府下での開催に限定すれば靱蹴球場(大阪市)で開催された第40回大会(1960年)以来56大会ぶりとなる[5]。本大会の決勝会場には大阪府サッカー協会(市立吹田サッカースタジアム)と神奈川県サッカー協会(日産スタジアム)が立候補していたが、一度関東圏から離れる、サッカー専用スタジアムで行うことによる天皇杯のプロモーションを図ることを考慮して選考された[6]。
本大会でのポスター・チラシ等に用いるメインビジュアルには、前回大会に引き続きサッカー漫画「GIANT KILLING」(ツジトモ)が採用され、今回は選手の一人である椿大介を起用している[7]。
試合 | 開催日 | 参加チーム数変動 | 備考 |
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1回戦 | 8月27日、28日 | 72(2+22+1+47) → 36 | 2015年のJ2リーグ2位以下[† 1]、アマチュアシード、都道府県代表の参加 |
2回戦 | 9月3日、7日[† 2] | 48(36+12) → 24 | 2015年のJ2リーグ1位以上[† 3](シードチーム[† 4]除く)の参加 |
3回戦 | 9月22日 | 24 → 12 | |
4回戦 | 11月9日[† 5]、12日 | 16(12+4) → 8 | J1シードチーム[† 4]の参加 |
準々決勝 | 12月24日 | 8 → 4 | |
準決勝 | 12月29日 | 4 → 2 | |
決勝 | 1月1日 | 2 → 1 |
- ^ 2015年のJ2リーグ2位(ジュビロ磐田)、J1昇格プレーオフ勝者(アビスパ福岡)、および2016年のJ2リーグチーム。
- ^ JリーグYBCルヴァンカップ2016準々決勝に進出し、シードとなっていないJ1チーム(ヴィッセル神戸・大宮アルディージャ・横浜F・マリノス・アビスパ福岡の4チーム)の試合が対象。
- ^ 2015年のJ1リーグ残留チーム(15位以上)および2015年のJ2リーグ1位チーム(大宮アルディージャ)。
- ^ a b AFCチャンピオンズリーグ2016に出場したサンフレッチェ広島・ガンバ大阪・浦和レッズ・FC東京の4チーム[1]。
- ^ 4回戦に進出したJ2およびJ3チームの試合が対象。
以下の「出場回数」についてはJFAの公式記録に基づくが、基本的には「前身となるチーム(クラブ化前の実業団チーム、など)からの通算回数」としている。ただし、一部に例外もある。
2016年のJ1リーグ所属の全18チーム。
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2016年のJ2リーグ所属の全22チーム。
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第64回全日本大学サッカー選手権大会の優勝チーム。
チーム | 所属リーグ | 出場回数 |
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関西学院大学 | 関西学生1部 | 5年連続25回目[備考 4] |
埼玉県代表は3月20日[8] に、徳島県代表は5月22日[9] に、福岡・長崎・熊本の3県代表は6月26日[10] に、島根県代表は7月3日[11] に、広島県代表は7月10日[12] に、香川県代表は7月30日[13] に、山梨・高知の2県代表は7月31日[14] に、愛媛県代表は8月7日[15] に、佐賀・宮崎・沖縄の3県代表は8月14日[16]、千葉・神奈川・愛知・三重・京都・山口の6府県代表は8月20日[17]、それ以外の27都道府県代表は8月21日に[18] それぞれ決定した。
都道府県選手権大会については 公式サイト も参照
都道府県 | チーム | 所属リーグ | 出場回数 |
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北海道 | 北海道教育大学岩見沢校 | 北海道学生1部 | 03年ぶり03回目 |
青森県 | ヴァンラーレ八戸 | JFL | 05年連続06回目 |
岩手県 | グルージャ盛岡 | J3 | 09年連続10回目 |
宮城県 | ソニー仙台FC | JFL | 02年ぶり18回目 |
秋田県 | ブラウブリッツ秋田 | J3 | 15年連続23回目 |
山形県 | 山形大学 | 東北大学2部B | 06年ぶり05回目 |
福島県 | 福島ユナイテッドFC | J3 | 09年連続09回目 |
茨城県 | 筑波大学 | 関東大学1部 | 02年ぶり29回目[備考 5] |
栃木県 | 栃木ウーヴァFC | JFL | 04年連続08回目 |
群馬県 | ザスパ草津チャレンジャーズ | 群馬県1部 | 03年ぶり02回目 |
埼玉県 | 東京国際大学 | 関東大学2部 | 02年連続04回目 |
千葉県 | VONDS市原FC | 関東1部 | 初出場[備考 6] |
東京都 | 早稲田大学 | 関東大学1部 | 19年ぶり28回目[備考 7] |
神奈川県 | 神奈川大学 | 関東大学2部 | 10年ぶり03回目 |
山梨県 | 山梨学院大学オリオンズ | 山梨県SPL | 04年ぶり02回目 |
長野県 | AC長野パルセイロ | J3 | 05年連続06回目 |
新潟県 | 新潟医療福祉大学 | 北信越大学1部 | 初出場 |
富山県 | カターレ富山 | J3 | 02年ぶり08回目 |
石川県 | 北陸大学 | 北信越大学1部 | 02年連続02回目 |
福井県 | サウルコス福井 | 北信越1部 | 05年連続08回目 |
静岡県 | Honda FC | JFL | 06年ぶり36回目 |
愛知県 | 東海学園大学 | 東海学生1部 | 初出場 |
三重県 | 鈴鹿アンリミテッドFC | 東海1部 | 04年ぶり03回目 |
岐阜県 | FC岐阜SECOND | 02年連続08回目 | |
滋賀県 | MIOびわこ滋賀 | JFL | 02年連続05回目 |
京都府 | 京都産業大学 | 関西学生1部 | 02年ぶり05回目 |
大阪府 | 関西大学 | 03年ぶり16回目[備考 8] | |
兵庫県 | バンディオンセ加古川 | 関西1部 | 08年ぶり07回目[備考 9] |
奈良県 | 奈良クラブ | JFL | 08年連続08回目 |
和歌山県 | アルテリーヴォ和歌山 | 関西1部 | 08年連続08回目 |
鳥取県 | ガイナーレ鳥取 | J3 | 17年連続19回目 |
島根県 | 松江シティFC | 中国 | 02年連続03回目 |
岡山県 | ファジアーノ岡山ネクスト | JFL | 06年連続06回目 |
広島県 | SRC広島 | 中国 | 02年ぶり03回目 |
山口県 | 徳山大学 | 中国大学 | 02年ぶり08回目 |
香川県 | アルヴェリオ高松 | 四国 | 初出場 |
徳島県 | FC徳島セレステ | 初出場 | |
愛媛県 | FC今治 | 08年連続08回目 | |
高知県 | 高知ユナイテッドSC | 初出場[備考 10] | |
福岡県 | 福岡大学 | 九州大学1部 | 06年連続31回目 |
佐賀県 | FC.TOSU | 佐賀県1部 | 初出場 |
長崎県 | MD長崎 | 長崎県1部 | 初出場 |
熊本県 | 東海大学熊本 | 九州大学1部 | 02年連続02回目 |
大分県 | 大分トリニータ | J3 | 21年連続21回目 |
宮崎県 | ホンダロックSC | JFL | 02年ぶり12回目 |
鹿児島県 | 鹿児島ユナイテッドFC | J3 | 03年連続03回目[備考 11] |
沖縄県 | FC琉球 | 07年連続10回目 |
- 出場回数に関する備考
- ^ 日産自動車サッカー部→横浜マリノスからの出場回数を含む。なお、横浜フリューゲルス(1999年に統合)の出場回数(13回)は含まない。
- ^ 鳥栖フューチャーズの出場回数(5回)を含む(なお、鳥栖と鳥栖Fには組織としての連続性はない。当該項参照)。
- ^ 前身の三菱化成黒崎サッカー部の出場回数(4回)を含まない。
- ^ 関学クラブ(10回出場)および全関学(4回出場)の出場回数は含まない。
- ^ 茗友クラブ(3回出場)の出場回数は含まない。
- ^ 前身の古河電気工業千葉事業所サッカー部の出場回数(1回出場)は含まない。
- ^ 早稲田WMW(5回出場)の出場回数は含まない。
- ^ 関大クラブ(7回出場)、全関大(4回出場)の出場回数は含まない。
- ^ 前身の兵庫教員蹴球団の出場回数(2回)は含まない。
- ^ 前身のアイゴッソ高知(「南国高知FC」として3回出場)の出場回数は含まない。
- ^ 前身のヴォルカ鹿児島(6回出場)およびFC KAGOSHIMA(1回出場、別に前身の鹿屋体育大学クラブで1回出場)の出場回数は含まない。
1回戦から3回戦の組み合わせは、2016年6月27日に発表された[19]。また、マッチスケジュールは2016年7月7日に発表された。
2016年9月3日 No.40 | 徳島ヴォルティス | 2 - 0 | ギラヴァンツ北九州 | 鳴門市 |
18:00 | 公式記録 | 競技場: 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム 観客数: 1,282人 主審: 前田拓哉 |
2016年9月3日 No.41 | 名古屋グランパス | 0 - 1 | AC長野パルセイロ | 名古屋市 |
18:00 | 公式記録 |
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競技場: 名古屋市港サッカー場 観客数: 3,785人 主審: 福島孝一郎 |
2016年9月3日 No.42 | V・ファーレン長崎 | 1 - 2 (延長) | 横浜FC | 諫早市 |
18:30 | 公式記録 | 競技場: トランスコスモススタジアム長崎(長崎県立総合運動公園陸上競技場) 観客数: 1,483人 主審: 山岡良介 |
2016年9月3日 No.52 | ロアッソ熊本 | 1 - 5 | 東京ヴェルディ | 熊本市 |
19:00 |
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公式記録 | 競技場: うまかな・よかなスタジアム(熊本県民総合運動公園陸上競技場) 観客数: 1,483人 主審: 吉田哲朗 |
2016年9月3日 No.56 | 松本山雅FC | 1 - 2 | Honda FC | 松本市 |
16:03 |
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公式記録 | 競技場: 松本平広域公園総合球技場アルウィン 観客数: 5,505人 主審: 塚田健太 |
2016年9月3日 No.60 | セレッソ大阪 | 2 - 1 (延長) | 京都サンガF.C. | 大阪市 |
19:00 | 公式記録 |
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競技場: キンチョウスタジアム 観客数: 5,518人 主審: 今村義朗 |
2016年9月22日 No.65 | 鹿島アントラーズ | 2 - 1 | ファジアーノ岡山 | 鹿嶋市 |
15:04 | 公式記録 |
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競技場: 茨城県立カシマサッカースタジアム 観客数: 5,291人 主審: 岡部拓人 |
2016年9月22日 No.67 | アルビレックス新潟 | 1 - 0 | レノファ山口FC | 新潟市 |
14:04 |
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公式記録 | 競技場: デンカビッグスワンスタジアム 観客数: 4,084人 主審: 上村篤史 |
2016年9月22日 No.71 | 川崎フロンターレ | 4 - 1 (延長) | ジェフユナイテッド千葉 | 川崎市 |
18:01 | 公式記録 |
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競技場: 等々力陸上競技場 観客数: 8,078人 主審: 西村雄一 |
ラウンド16(4回戦)の抽選は、2016年10月4日に日本サッカー協会ビル(JFAハウス)にて行われた[20]。前回大会のラウンド16抽選と同様、ポットを2つ用いる方法で行われた。ただし、ラウンド16進出チームに決勝会場である市立吹田サッカースタジアムをホームスタジアムとするG大阪が含まれていることから、以下の方法で実施された。
- No.73ホーム→No.73アウェー→No.74ホーム→…の順にトーナメントポジションに1から16の番号を割り当て、この番号の書かれたポット (A) を用意する。ただし、最初の段階では1から8のボールしか入っていない。
- 3回戦勝者の12チーム+シード4チームの計16チームのうち、G大阪を除いた15チームの名前の書かれたポット (B) を用意する。
- 最初に、ポット(A)のみを抽選し、G大阪のトーナメントポジションを決定する(これにより、G大阪は決勝進出時には必ずホーム側となる)。
- Aのポットにトーナメントポジション9から16のボールを追加する。
- Aのポットを抽選し、続いてBのポットを抽選して、その時点でチーム名とトーナメントポジションを紐付ける。
- これを15回繰り返し、トーナメントの組み合わせを決定する。試合日時は、組み合わせ時点で決定となる。
ドロワーは日本サッカー協会 (JFA) 会長の田嶋幸三、スルガ銀行代表取締役会長兼CEOの岡野光喜、ゲストドロワーとして、元日本代表で天皇杯での複数回の優勝経験のある山口素弘と中田浩二[21]。立会人にJFA常務理事/天皇杯実施委員会委員長の松崎康弘。なお、今回の抽選会の模様はテレビ中継ではなく、JFAのYouTubeチャンネル「JFATV」でのライブ配信が行われた[21][22]。
準々決勝・準決勝のマッチスケジュールは2016年11月17日に発表された[23]。
2016年12月24日 No.82 | 鹿島アントラーズ | 1 - 0 | サンフレッチェ広島 | 鹿嶋市 |
13:04 |
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公式記録 | 競技場: 茨城県立カシマサッカースタジアム 観客数: 18,391人 主審: 村上伸次 |
2016年12月24日 No.83 | 大宮アルディージャ | 4 - 2 (延長) | 湘南ベルマーレ | さいたま市 |
16:00 | 公式記録 | 競技場: NACK5スタジアム大宮 観客数: 10,297人 主審: 山本雄大 |
元日の決勝に駒を進めたのは、チャンピオンシップ・クラブW杯と続く連戦をものともせず、準決勝も序盤押し込まれる展開を耐えて横浜F・マリノスを下し[24]、第90回大会以来6大会ぶりの決勝進出でリーグとの二冠を目指す鹿島アントラーズ[25] と、準決勝で終始主導権を握られながら、後半40分のDF谷口彰悟のゴールで大宮アルディージャを下し、悲願のクラブ初タイトル獲得を目指す川崎フロンターレ[26] の2チーム。両者の対戦は鹿島が勝利したチャンピオンシップ準決勝以来の顔合わせで、シーズン対戦成績は1勝1敗1分けであった。なお、リーグ1位の鹿島とリーグ3位の川崎が決勝に進出したことにより、川崎はAFCチャンピオンズリーグ2017 (ACL) 本戦の出場が決まり、リーグ4位のガンバ大阪が繰り上げでACLプレーオフ出場が決まった[27]。
試合序盤はMFエドゥアルド・ネットを累積警告で欠きながらもMF大島僚太が約2カ月ぶりに先発復帰した川崎が、リーグ優勝の立役者・FW金崎夢生を体調不良で欠く鹿島を運動量で上回り、押し込む展開を見せる[28]。前半19分にはファウルを受けたMF小笠原満男がボールを蹴り返した川崎MF中村憲剛に対して激昂し、両者一触即発の状態となる[注 3]が、これで引き締まった鹿島が反撃の機会をうかがう。すると前半42分、右サイドからのコーナーキックを得ると、MF遠藤康の放ったボールにゴール正面でDF山本脩斗が頭で合わせる。川崎GKチョン・ソンリョンが横っ飛びでこれをはじくも、ボールは左ポストに跳ね返ってゴールに吸い込まれ、鹿島が1点先制して前半を折り返す[30]。
ハーフタイム、鹿島は先制点を挙げたDF山本を下げてDFファン・ソッコを投入、一方の川崎もMF登里享平を下げてMF三好康児を投入するが、この両者の交代策が試合を動かす[30]。後半9分、川崎は右サイドで三好がスルーパスを送ると、これに反応したFW小林悠がファン・ソッコのチェックを交わしながら右足でシュート。これがゴール左隅に決まって川崎が同点に追いつく[28]。これで流れを取り戻した川崎が攻勢に出るが、鹿島の集中した守備の前にあと一歩のところで決めきれない場面が繰り返される。鹿島は67分にFW鈴木優磨、88分には小笠原を下げてMFファブリシオを投入するも、決着はつかず、試合は15分ハーフの延長戦に突入する[28]。
延長開始直後の3分、川崎のクリアミスを拾った鹿島FWファブリシオがエリア内でシュートを放つも川崎DFエドゥアルドがゴール正面で必死のクリア。しかしこれで得たコーナーキックの流れから、FW鈴木が頭で落としたボールをDF西大伍が粘ってキープ、こぼれたところをFWファブリシオがゴール右にハーフボレーを決めて鹿島が勝ち越す[28][30]。勝ち越しを許した川崎はMF森谷賢太郎、FW森本貴幸を投入して局面の打開を図るが、鹿島の守備ブロックの前にゴールをこじ開けることができず、そのまま試合終了。鹿島が6大会ぶり5度目の天皇杯優勝を飾るとともに、2016年シーズン二冠を達成、三大大会19個目のタイトル獲得となった[28][30]。一方川崎は、リーグ2位が3回、リーグカップ(ナビスコ杯・ルヴァン杯)準優勝が2回となかなかタイトルに手が届かなかったが、今回もタイトルを逃し、2016年シーズン限りでの退任が発表されていた監督の風間八宏、さらには2016年シーズン限りでの退団を示唆していたFW大久保嘉人を優勝で送り出すことはできなかった[31]。